教育コラム

教育コラムNO12「学力観」

学力とは、一般に「小中学校での学校教育による学習によって得られた能力のこと」です。
(ウィキペディアより抜粋)

しかし、得られる能力が何を指すのかについては、
様々な解釈があり、また、時代によって変化します。

ひとつの学力観として、
基礎学力「よみ、書き、計算」の充実があります。

その評価は、
どれだけしっかりと身につけることができたかです。

一方、OECD「PISAテスト」では、
単に知識や情報を身につけるだけでなく、
いかに知識や情報を「生かすことができる」かが、大切とされています。

新しい指導要領では、
従来通り、「基礎学力」と「生かすことができる力」のふたつを合わせた形が、
求められる学力観だとしています。

しかし、これが上手く教育現場に、
伝えられていなかったこと。
さらに具体的な手立てに工夫が足りなかったことは否定できないと思います。

そこで、指導要領の改訂では、

・しっかり「目指す学力観」について説明を行う。

・「基礎学力」と「生かすことができる力」との連動強化を図る。

・小中学校の英語の位置付け、理数及び国語を強化する。

・学校運営に関するしくみやシステム(地域連携、人材の育成・活用等)の充実に努める。

特に「生かすことができる力」の育成は、
教師の力量が問われます。

大学等の教員養成機関、
公的研修センター等の充実が求められます。

では、なぜ「生かすことができる力」が注目されるのでしょうか。
これには、いくつかの理由があります。

一つ目は、ものづくり社会から、情報化社会への要素が膨らんで来た。
すでに欧米先進諸国では、国民総生産において、
IT・情報、そして投資等による割合が増加しています。

端的に言えば、ものづくりから情報を操作する社会になって来たと言えます。
今日の食糧、資源等の高騰の背景には、こうした投機マネーが関係していると言われています。

目指す学力観は、グローバルな視点、経済的な視点で見ると、
また違った答えが出て来ます。

ところで、いま宇城市教育プラン策定に取組んでいます。
これは向こう10年を見据えた教育計画づくりです。

先日、第2回目の会議が行われました。
そこでS委員から、学習内容は指導要領により基本的なことは決められている。
先ずは、決められたことがどれだけきっちりやれるかが大切だとの意見がありました。
正しくその通りだと思います。

ただ、定められた内容を身につける際に、
どのような形で、質で、そしてレベルで身につけるのかは、
創意工夫が必要です。

おそらく同じ様に、
単に身につけるだけでなく、
生かすことができる力が求められることと思います。

そのためには、教師が教科研究を充分に行うことができる時間の確保が大切です。
また様々な方法論の開発や提供が必要となるでしょう。

宇城市では、プログラム・教材センターを開設をして、
徐々にですが、先生たちと恊働で取組みを進める体制を整えています。

また、学校教育だけでなく、生涯学習も同様に、
生活や仕事、様々な局面で、さらに地域課題の解決に役立てることが大切です。

学力観、、、、。
総合的に、考え方、内容、質、レベル、しくみ、体制等々、
検討、整備、実践が必要だと思います。

以上

研究領域・実践活動から、「研究活動」・「教育実践」、「企業CSR」、「公共経営」など、様々なテーマについて提言します。

ブログ形式の活動日誌です。 日常の活動報告をはじめ、感想などを紹介しています。

藤井誠が取組む、主な教育プロデュース活動のリンクです。

国際理解教育情報センター