教育コラム Educational Columns

教育コラムNO20「キャリア教育」2010.04.04

一般的にキャリア教育は、職場体験・見学、

社会人を招いての講演会等が中心です。


先日、東京で開催された、

経済産業省「キャリア教育シンポジウム」に参加しました。


経済産業省では、企業CSR活動との連携で、

キャリア教育に取組んでいます。


その取組みの紹介です。


1)プログラム

企業は自社の特性と企業資源を生かして、

プログラム開発します。

主に出前型で学校に提供されています。


これまで当法人では、99年から約10年間、

本田技研工業株式会社、味の素株式会社との連携で、

各年間100回(計200回以上)、学校教育、生涯学習、自治体等のイベントに、

環境教育、国際理解教育等を提供してきました。


こうした自社プログラムは、社内理解が得易い利点があります。

しかし一方では、特定企業との関係に配慮する行政、学校では、

プログラム受入れが慎重になります。


英国では、いま地域で何が必要なのか、大切なことは何かを考え、

職種、業種を超えたプログラム開発、実践が行われています。


また、企業間で連携して、プログラム開発、実践するケースがあります。

社員にとっては、異業種交流となり、プログラムは、幅が広がり、深みを増します。


2)Win=Winの関係

すべての関係者が、

Win=Win(双方メリットがあり、満足する関係)であることが大切です。


企業は、戦略的な社会貢献と位置付け、

社員のモチベーション、コミュニケーション力の向上、

企業イメージアップ、PR等のメリットを押さえています。


これは、当法人が連携している、英国「ビジネス・イン・ザ・コミュニティ」、

「CCI:企業の社会投資活動」の考えと同じです。


企業にとって、

利益を上げることは大切なことです。


そこで、CSR活動を戦略性に取組むことは重要で、

企業の社会活動は、社会への投資活動と位置付けられています。


3)コーディネーター

餅屋は餅屋、

様々な個人、組織の利点を生かして、

より良い方向に導いてくれる存在は大切です。


実際に、プログラムを展開する時に、

企業、子ども、教師、学校、教育委員会、保護者等、

対象者及び関係者の特性、ニーズを把握する必要があります。


こうした全体を把握して、

つながりと相乗効果を演出できるコーディネーターは不可欠です。


当法人では、2002年から滋賀県の地域教育支援に取組んで来ました。

学校と地域を結ぶコーディネーター、学校内コーディネーターを配置して、

さらに地域に教育協議会等のネットワーク組織の設立を行い、

地域全体で教育に取組むものです。


この経験では、

特に、コーディネーターがプロ化(専従職員化)した地区は、

高い事業成果を上げることができました。


コーディネーターの価値、存在への理解が広がり、深まり、

プロのコーディネーターが、定着した職業になれば素晴らしいと思います。


以上


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